2024-05-14
不動産を売却する際には、買主から値引き交渉をされることがよくあります。
その場合、どのように対応すれば良いのか、また事前にできる対策についても知っておくと安心ですよね。
そこで今回は、不動産の売却時に値引き交渉をされた場合の対応や、不動産の価格設定、事前にできる対策について解説します。
愛西市やあま市で不動産の売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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売主が「高値で売りたい」と考えるのと同じように、買主は「少しでも安い価格で購入したい」と思うものです。
冒頭でもお伝えしましたが、不動産の売買で、値引き交渉がおこなわれるのは珍しいことではありません。
そのため、売主は、値引き交渉についてあらかじめ想定しておき、実際に交渉された場合は、うまく対応することでスムーズに売却が進む可能性があります。
では、値引き交渉をされたときに売主はどうすると良いのか、具体的な対応について解説します。
値引き交渉をされた場合は、まず市場相場と販売価格を照らし合わせて、適正な価格を設定しているかどうか確認してみましょう。
市場相場より高い価格で売り出している場合は、値引きを検討しても良いかもしれません。
どれくらいの値引きをすれば良いのか、値引き額は物件によって異なります。
一般的に、2,000万円~3,000万円ほどの中古住宅では、100万円~200万円ほどの値下げを求められることが多いです。
値引き交渉を想定して、あらかじめ市場相場より安い価格で売り出している場合は、それ以上の値引きが可能かどうか、ご自身で判断する必要があります。
値引きするかどうかの判断は、売り出してからの状況によります。
まずは、売り出してからどれくらい時間が経過しているかがポイントです。
不動産を売却する際には、3か月~半年程度かかるのが一般的です。
売り出してから3か月ほど経過しても成約に至らない場合は、値引き交渉に応じて早期売却を目指すことをおすすめします。
また、問い合わせの数や、インターネットのページへのアクセス数などを参考にするのも方法の1つです。
問い合わせ数やアクセス数が多いということは、物件に関心を持っている方にくわえ、前向きに検討している方もいらっしゃるかもしれません。
そのような状況なら、すぐに値引きを検討しなくても良いでしょう。
しかし、問い合わせやアクセス数が少ないのであれば、値引き交渉をされたタイミングで、価格変更を検討してみましょう。
値引き交渉をされたら、必ず応じなければならないというわけではありません。
ご自身が「ここまで」と決めたラインがあれば、その価格での売却を目指すことをおすすめします。
しかし「値引き交渉には一切応じない」といったスタンスで対応すると、購入検討者からの印象が悪くなるため注意が必要です。
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不動産を売却する際は、販売価格の設定によって、市場の反応や売却のしやすさに影響を与えます。
値引き交渉にうまく応じるためにも、価格設定は大切なポイントです。
前章でもお伝えしましたが、不動産売買では値引き交渉をおこなうのが一般的であるため、あらかじめ交渉されるのを見越して価格を設定することをおすすめします。
そこで次に、どのように価格を決めれば良いのか、価格設定の方法について解説します。
不動産を売却する際には、まず不動産会社に査定を依頼し、提示された査定価格をもとに、売主が販売価格を決めます。
不動産会社は、物件の築年数や間取り、設備といった基本情報にくわえ、周辺環境や近隣の類似物件の取引実績、市場相場なども参考にして、査定価格を提示します。
したがって、査定価格は実際に不動産を売却できる価格として、そのまま販売価格に設定しても問題ありません。
しかし、査定価格より下回る価格では売却したくないですよね。
そこで、査定価格を目安に最低ラインを決め、値引き分を上乗せして価格設定をしてみましょう。
100万円単位で交渉されることが多いですが、コツの1つとして「8」という数字を使用すると、より売れやすくなるといわれています。
たとえば、2,900万円に100万円ほどの上乗せをするなら、3,000万円というキリの良い数字ではなく、2,980万円で売り出すのがおすすめです。
買主にとっては、お得感があるのと、あたまの数字を1つ低くすることで、インターネットで検索された場合に、候補物件に入りやすいためです。
不動産をいつまでに売りたいのか、その時期に合わせるのも、価格設定のポイントです。
たとえば、転勤などで引っ越しの期限が決まっており、それまでには売却を完了したい場合は、少し低めの価格設定がおすすめです。
そうすることで、購入検討者が増える可能性があります。
引渡しのスケジュールに余裕があるなら、最初は高めの価格設定で買主を募ると良いでしょう。
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不動産を売却する際には、値引き交渉について対策しておくと、実際に交渉を求められたときに、慌てず対応できます。
そこで最後に、値引き交渉をされたときの対応と、事前に知っておくべき対策について解説します。
不動産売却時の値引き交渉について、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
不動産を売り出した直後は、不動産情報サイトなどに新着物件として掲載されるのが一般的です。
売り出し直後は、物件を探している方の目に留まりやすく、何件も問い合わせが来るかもしれません。
急いで売却したい事情がある場合は別ですが、1か月程度はそのままの価格で様子を見ましょう。
また、早くに値引き交渉に応じてしまうと、買主は「まだ下がるかもしれない」と、さらに値下げを求めてくる可能性があります。
物件の問い合わせが少なくなってきたときや、売却の期限から逆算して3か月ほど前になっても成約に繋がらない場合は、値下げを考えても良いかもしれません。
このタイミングでの値引き交渉には、可能な範囲で応じることをおすすめします。
購入希望者のなかには、高額な値引きを求めてくる方もいます。
値下げ可能なラインをあらかじめ決めておき、それ以上の交渉はきっぱりと断ることも大切です。
値引きや売却の条件などについて、個人で返答することはおすすめしません。
安易に返答してしまうとトラブルのもとになる恐れがあるため、直接売主が返答することは避け、不動産会社をとおすようにしましょう。
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不動産を売却する際には、値引き交渉をされるのが一般的であるため、あらかじめ値引きの限度額を決めておくことが大切です。
価格設定をするポイントは、査定価格に値引きを想定した金額を上乗せすることや、売却のスケジュールに合わせて売却しやすい価格を見極めることです。
値引き交渉への対応をどうするかは、個人で判断せず、不動産会社の担当者と相談しながら検討し、購入希望者には不動産会社をとおして返答することをおすすめします。
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